No. 923 “You after that?”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

ネイティブとの会話で、一番分かりづらいのが、
相手の言っていることが疑問形で、自分に何か
聞かれているのか、それとも単に、その人が
自分の意見をこぼしているものかが分からない、
というケースだというのは、もう何回か説明
してきました。

どれくらいこんな話しをしたかな、と
これまでのワンポイントを見直していたら、
結構あっちこっちで繰り返していて、今までに
１０回くらい繰り返してました。直近では、
No. 822 でその話しをしています。

ま、これだけ何回もこの話題を取り上げる、
ということは、やはり、それだけ英語学習者
にとって、是非とも押さえておくべき重要な
視点でもあり、また、中々身につかない、
というものでもある、と言えるかもしれません。

でも、これはもう、場数を踏んでいって、
慣れるしかないので、１０回繰り返して
覚えられなくも、「なんで覚えられないだ」
なんて思わないで、２０回、３０回と
繰り返していけば、その感覚は覚えられる
ようになりますから、悩んでないで前に進む
という姿勢で、まずは落ち込まないことが
大切です。

というわけで、前置きが長くなりましたが、
本日のフレーズである、
“You after that?” というのも、尻上がり
アクセントの疑問形なんですが、これで、
「それに凝ってるの？」とか
「それ好きなの？」みたいな意味になります。

ニュアンス的には、“after” が使われて
いますから、「それを追っている」という
感じが出ていて、そこから、
「それを追求しているの？」という雰囲気に
なるわけですが、ただ、この日本語は
あんまり日常会話っぽくない日本語で、
「それを追求してるんだ～」ではなくて、
「それに凝ってるんだ～」とか、
「それが好きなんだ～」という風に言う
と思いますので、是非こういう自然な日本語で
“You after that?” を覚えておいてください。

もちろん、普通の疑問形であれば、
“Are you after that?”
になるわけですが、やはり普通の会話の中
では、尻上がりアクセントで、
“You after that?”
という言い方をするのがほとんどですので、
是非これに慣れてください。

友達の家に遊びに行って、楽器が
置いてあったり、手作り風の焼き物が
あったり、現代アート風の絵がかかって
いたりしたときに、
「あ、これやってるんだ」とか
「これに凝ってるの？」
「これ好き？」
というような場面で、
“You after that?” となるわけです。

ついでですが、
「こんな趣味の悪いもん好きなの？」
みたいなニュアンスを出したいときは、
“that” にアクセント持ってきて、
“You after that?” となる、なんていう
のも是非知っておいてください♪
(^_-)-☆

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